デザインのなんで? 香里園のH邸 vol.5

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 香里園のH邸編ラストはキッチンのお話です。

 香里園のH邸ではコストダウンのためにIKEAのキッチンを採用しました。ただ、IKEAキッチンをそのまま使ってはいません。ここがミソです。キッチンの中でも手に触れ、目につく部分、それは天板と水栓器具です。ここをIKEAの既製品から選ばずに、天板は天然石をオーダーで、水栓器具はヨーロッパ製の輸入品を1点豪華主義で使っています。そうすることでキャビネットは安価な製品で節約していても、安っぽい雰囲気は出てこないのです。IKEAには木製天板もありますので、インテリアの雰囲気や好みがあえばそちらを選んでもいいかなと思います。

 このキッチンではアイランド側の天板の奥行を一般的な60cmよりも大きい90cmにしています。30cm大きくすることでちょっとしたカウンターとして使えるようになり、朝ご飯をササッと食べたりおやつをつまんだりする時に案外便利です。これは天板をオーダーで発注しないとできないアイデアですので、もしそういった使い方をしたい方はデザイナーに相談してみてください。もちろん弊所ならご要望にお応えいたします。IKEAキッチンは組み立てが大変なので、組み立てサービスを利用することもできますがそれではあまり節約にはなりません。予算が限られていて、DIYが得意・好きという方に限ってはオススメの方法です。


 もっとたくさんデザインのこだわりポイントはあるのですが、キリが無いので香里園のH邸編は一旦ここまでにします。次回以降は「厚木の家」を特集します。お楽しみに!

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過去のなんで?

デザインのなんで? 香里園のH邸編 vol.1/連続アーチの天井

デザインのなんで? 香里園のH邸編 vol.2/軒裏の格子

デザインのなんで? 香里園のH邸編 vol.3/庭を実現させた駐車場の工夫

デザインのなんで? 香里園のH邸編 vol.4/階段×本棚

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