若人の広場公園

 淡路島の鳴門海峡を望む高台に「若人の広場公園」があります。ここは先の大戦で学徒動員され様々な軍需工場で働き、命を落とした若者たちを追悼するための施設です。1967年に巨匠・丹下健三の設計により建設されましたが、阪神・淡路大震災の影響などにより閉鎖され、長らく放置されていました。私は大学4回生のころ、当時廃墟だったこの地に見学に来たことを覚えています。現在は2015年に再整備が完了し、当時のデザインを尊重した改修がなされ再び祈りの空間となっております。

 先日、淡路島で進行しているプロジェクトの現場所長さんに連れられ再訪問となりました。実は所長さんが改修工事を担当されていたとのことで、いかに難しい工事だったのか、苦労を乗り越えたお話を伺うことができ大変感銘を受けました。

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