竣工写真の撮影

 昨日のこと先日竣工式を終えたばかりの「ミツ精機 郡家第4工場」の竣工写真の撮影を行いました。今回は建築写真家の笹倉洋平さんの撮影です。この工場では広くは“淡路島”、狭くは“郡家”という地域に根差した工場建築のあり方を模索したプロジェクトです。デザイン上の配慮としては、巨大なボリュームは山並みのようなギザギザ屋根を冠した上で敷地の奥に、手前には集落をイメージした連続する軒をリズミカルに並べることで、工場特有の暴力的なスケール感を和らげています。笹倉さんは淡路島に馴染みが深く、工場なので誰も住んではいませんが人が暮らす気配のようなものをこの連続する軒から写し出していただけるのでは無いだろうかと、そんなことを期待して依頼しました。

 道路に面する部分には造園家の大岸禄弥さんによる緑地帯が施される予定です。当座の見栄えを重視して撮影までに植物を植えてしまうのが建設現場の慣習ですが、今回は植物のことを第一に考え秋ごろ植栽します。外観撮影は秋以降に持ち越しです。という訳で発表も秋以降になるかと思いますので、しばしお待ちください。


基本構想・デザイン監修:池田久司建築設計事務所

基本設計・実施設計・監理:たくと建築設計

施工:森長組

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