家づくりでの建築家の役割

180708

 夢に見たマイホームを建てるとき、大きな選択肢が二つあります。それは、ハウスメーカーで建てるのか、建築家と建てるのかという分かれ道です。私は建築家ですのでもちろん建築家と建てる道をオススメしますが、それはなぜなのか、今日はその点についてご説明したいと思います。

 上図をご覧ください。建築家との家づくりを選んだ場合、クライアントは建築家と工務店のそれぞれと契約を結びます。設計監理と施工を分けて契約することで、建築家は施工上の都合や規格に囚われずに設計に専念できるようになるのです。また、建築家と工務店は互いに独立しているので、建築家は見積査定や監理ができます。さらにクライアントの意向や要望を技術的な視点を踏まえて工務店に伝えることが可能になります。

 家づくりは一生に一度という方が大半ですが、工務店やハウスメーカーにとっては数多く手掛ける仕事の一つでしかありません。両者には知識や経験に大きな隔たりがあり、そのことがコミュニケーションを難しくさせたり、不信感を抱かせる原因となることがあります。クライアントと工務店にとって信頼関係を築くことはとても大切なことです。そのためにも、クライアントとともに家づくりに取り組むプロ=建築家の存在が重要なのです。

© Ikeda Hisashi Architects  2015-2018