縁の下の力持ち

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 住宅の新築工事が始まると週に1度の間隔で現場での打合せを行います。図面通りの工事が行われているかチェックしたり、細かな部分の納まりを現場監督さんと相談しながら検討したりします。

 使用する材料の確認も大切です。上写真では引戸に使う竹製レールを確認しています。右下の色の濃い木材が床の下地材、真ん中の白っぽい木材がフローリングです。フローリングの中に細長い材があるのが見えるでしょうか?色の差が小さいので少し分かりにくいですが、これが竹製レールです。色の差が小さい…これがポイントです。レールが主張せずフローリングの中に静かに馴染みます。

 建築は沢山の部材からできていますので、主張させる部分とそうでない部分を慎重に組み合わせることで、単なるシンプルさとは異なる、洗練されていても面白みのあるデザインをすることができます。今回の竹製レールには縁の下の力持ちとして静かに働いてもらいます。

© Ikeda Hisashi Architects  2015-2018