PROJECT
大阪府茨木市を拠点に関西全域および全国各地で活動する一級建築士事務所です。
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竣工写真の撮影

塚口のS邸のお引き渡しが終わり、竣工写真を撮影しました。撮影はプロのカメラマンにお願いし、特徴的な立地条件がわかるようドローンによる空撮も行いました。空間の様子がわかる説明的なアングルだけでなく、建築の個性を引き出すような切り取り方もしていただけるので、ずっと設計に携わっていながら気がついていなかった見方を教えられるようで毎度ワクワクします。 たくさんのカットを撮っていただいたので、写真の選定作業が楽しくもあり悩ましくもあり。ウェブサイトにもいずれ掲載しますので、お楽しみにお待ちください!

たくさんのご来場ありがとうございました!

3月24日に開催したオープンハウスには、あいにくの雨模様の中40名近いお客様にお越しいただきました。ありがとうございました! あまり意識してしていなかったデザインを指摘されて客観視できるようになったり、異なる視点からの解釈をお聞きできたり、と学びの多い1日となりました。別の住宅のお施主様からは、うちと違うけど似てる!と感想いいただきました。確かにいとこのような感じかも知れません。笑 今後のプロジェクトでも、機会がありましたら内覧会を企画しますので、今回お越しになれなかった方も次回はお会いできればと思います。 さて、本日は確認検査機関による完了検査でした。この検査は行政庁や確認検査機関にあらかじめ提出し、確認を受けた図面通りに建築物が建てられたかを確かめるためのものです。着工前に提出した書類・図面に関係するような設計変更は行いませんでしたので、もちろん「指摘なし」で無事に合格でした。 お引き渡しまであと少し。最後まで気を抜かないよう完成まで見守っていきます。

解体工事|嘉兵衛荘

構造検討のため、木造部分内装の先行解体が始まりました。 天井をめくるとそこには立派な洋小屋が現れました。屋根を支える小屋と呼ばれる部分には、「和小屋」と「洋小屋」の構法があります。和小屋は文字通り日本古来の構法で、町家や古民家に限らず、木造の建物では現代でもよく採用されています。特徴は水平・垂直に梁と束を組み屋根を支える点で、斜めに材を組むことはありません。一方の洋小屋は斜めに材を組むことで三角形をつくる、大きな空間に屋根をかけることに適した構法です。嘉兵衛荘では大広間とロビーの大空間に屋根を架けるために洋小屋を採用したのでしょう。 古民家をリノベーションしたカフェや民泊をよく見かけるようになりました。中には有名建築家が手掛けたものもあり、天井を取り外し屋根や小屋をあらわしにしたデザインも多いように思います。そこで見られる構造は大抵は和小屋です。嘉兵衛荘では洋小屋が並ぶ、シンプルで美しい構造形式を活かしたデザインにしたいと思います。 白っぽい色の古材が梁の上に並んでいました。「???」と思いつつよくよく観察してみると、天井を吊り下げるための下地がくっついています。どこかの解体現場で出た廃材を天井下地を受けるための材として再利用した様です。 御幣も何十年ぶりかに陽の光を浴びました。上棟の日付けが書いてあれば、この建築の年齢がわかるのですが、、どうでしょうか。 野地板(屋根の下地)もところどころ傷んでいますので、補修が必要ですね。

解体打合せ|嘉兵衛荘

新年の打合せ初めは、解体打合せから。木造部分についてもリノベーションすることとなり、構造計画に先立って内部をスケルトン化することに。解体をしてくださる業者さんも保育園の頃に嘉兵衛荘に遊びに来たそうです。関わる方皆さんそれぞれに思い出があります。 取り除くもの、残すもの、もう一度つかうもの、昔の姿に戻すもの。ひとつひとつ丁寧に見定めていきます。

中間検査|住宅プロジェクト

今日は住宅プロジェクトの中間検査でした。この中間検査では建築物の位置や柱・梁の寸法、接合部の金物が申請図面通り正しく施工されているかを確認検査機関が確認します。これまでの現場ではベテラン検査員の方ばかりでしたが、この日は若い検査員の方がいらっしゃり、隅々までしっかり確認されていました。もちろん指摘事項はなく無事に合格しております。 図面で空間を把握しているものの、実際に空間が立ち上がると新たな発見があるものです。今回の住宅は敷地の間口が狭くかつL字型をしており、また高度地区(北側に高さ制限があるエリア)でもあるため高さ方向の工夫を試みていますが、なかなか良いスケール感を持った住宅になりそうです。