2025 4月
大阪府茨木市を拠点に関西全域および全国各地で活動する一級建築士事務所です。
-1
archive,date,wp-theme-stockholm,wp-child-theme-stockholm-child,qi-blocks-1.3.5,qodef-gutenberg--no-touch,stockholm-core-2.4,qodef-qi--no-touch,qi-addons-for-elementor-1.8.9,select-child-theme-ver-1.1.2,select-theme-ver-9.6,ajax_fade,page_not_loaded,menu-animation-line-through,,qode_menu_,wpb-js-composer js-comp-ver-6.13.0,vc_responsive,elementor-default,elementor-kit-8

テトラポッド

とあるプロジェクトで協働しているクリエイターから「消波ブロックを使ってみないか」と提案があった。なるほど、確かに面白い。建築のスケール感ではなかなか扱えないような、荒々しい力強さがある。周辺環境を入れ子状に空間に取り込むコンセプトにもピッタリだ。 という訳で、消波ブロックを使う方向でプロジェクトは進んでいる。 消波ブロックとは海岸に置かれて波を打ち消す、コンクリート製のアレである。テトラポッドと呼んだ方が伝わりやすいかもしれない。ところが、そうはいかない事情があるのだ。 なんと日本において「テトラポッド」は、株式会社不動テトラが製造・販売している四脚ブロック製品の登録商標なのだ。そして、その四脚ブロック製品は民間には販売はしていないという。その理由を直接聞いた訳ではないので確定的なことは言えないのだが、伝え聞いた記憶によると、あくまで護岸のための製品でありそれ以外の用途に使われることはテトラポッドの持つイメージを損なうからとのこと(間違っていたらお知らせくださいませ)。まさか海岸だけでなく自社製品のイメージまでしっかり守っていたとは、いやはや驚きである。 という訳で、消波ブロックはウルトラ怪獣「ブルトン」(デザイン:成田亨)に似たテトラポッドではなく、三角形型のものになりそうです。