2025年8月7日
「こたけ正義感」を見て、知らない世界をのぞいた話
最近、こたけ正義感さんのラジオやYouTubeをよく聞いています。お名前は知っていたのですが、先日、とある動画で来歴を知って、ぐっと興味が湧きました。現役の弁護士でありながら、芸人としても活動しているという、少し珍しい存在です。強いバックグラウンドを持つ人の話は、やはり引き込まれます。 自分はずっと建築一本でやってきたので、まったく違う世界に飛び込んでいる人を見ると、素直にすごいなと感じます。思いつきではなく、「どう動けばよいか」を考えながら行動している。その姿勢は芸人として遅めのスタートであるという自覚から来ている部分もあると思いますが、建築家として生きていくことと向き合う自分の姿とも、どこか重なる気がします。 弁護士や法曹界の話も自然に出てくるので、普段はまったく接点のない世界を、少しのぞけるのも面白いですよ。とくに身構える必要もなく、日常の延長として知らない世界の空気に触れられるのが魅力ですね。 個人的に一番印象に残ったのは、芸人になったきっかけの話。奥さんに「そんなにお笑いが好きなら、芸人になったら?」と言われて、その場で養成所に申し込んだそうです。実は奥さん自身もお笑い好きで、学生時代の将来の夢が「芸人と結婚すること」。夫を芸人にすることで、事後的に夢を叶えたという、信じがたいような、でも微笑ましいエピソードでした。 努力してきた人は、やっぱり面白いですね。自分とはまったく違う道を歩いているからこそ、そこから得られる刺激があるのだと思います。違う世界の人の話を聞くことで、自分の立ち位置や視点も、少しだけほぐれる気がしました。