WORKSに「仮称_淡路島のロングハウス」と「丘の上の離れ」を追加しました
現在進行中のプロジェクト「仮称_淡路島のロングハウス」とアンビルドプロジェクト「丘の上の離れ」をWORKSに追加しました。解説文も追って掲載できるようにしたいと思います。
現在進行中のプロジェクト「仮称_淡路島のロングハウス」とアンビルドプロジェクト「丘の上の離れ」をWORKSに追加しました。解説文も追って掲載できるようにしたいと思います。
昨晩、下鴨ロンドを運営されている本間さんにお招きいただき、kiiriの家入さんと共にゲストスピーカーとしてトークイベントに参加しました。本間さん、家入さんとは池田が業務担当非常勤講師をしている京都芸術大学でご一緒させていただいています。まずは本間さんの案内で下鴨ロンドの歴史や空間を堪能しました。アール・デコ調の和洋折衷の設はこの時代ならではの過渡期独特の味わいがあります。8年後には竣工100年を迎えるこの洋館を少しずつ改修しながら守る取り組みには、その仕組みづくりの点からも学びがありました。トークイベントには20名もの方にお越しいただき、恐縮至極。家入さんお手製のカレーやチーズケーキに舌鼓を打ちながら楽しい時を過ごしました。 肝心のトークですが、池田は京都芸術大学で行ったレクチャーをベースに、リノベーションが注目される社会的な背景をお話しました。個人的には、新建築のデータベースをもとに「リノベーション」という言葉が普及していく過程を追いかけた調査に面白みを感じています。「リノベーション」というワードが初めて新建築に登場するのは1985年のこと。その後、ポツポツと年に1回使われるかどうか、といった状況が、2004年から急激に使用頻度が高まり、今では誰もが当たり前に口にすることとなります。2004年ごろ、何があったのか。私なりの仮説を立ててお話した次第です。気になる方はお会いした際に聞いてくださいね。 本間さん、家入さん、会場にお越しくださった皆さま、素敵なひと時をありがとうございました!
気の利いたコメントをするのは難しい。ありきたりも、奇を衒うのも、なんだか恥ずかしい。講演後の「会場から質問ありますか」にお客さんが目を逸らすのも同じ心理なのだろう。 建築家であり、教育者でもある方にレクチャーをしてもらうイベントを建築家仲間と一緒に運営している。運営メンバーは講演後に毎回質問やコメントをするのだが、ある建築家の回で私は「短歌のような建築」とコメントをした。これは奇を衒う度が高めな気がして、少し恥ずかしかったのだが、「だってそう思ったんだもん。仕方ないじゃん」の精神を発動。 短歌のような建築とは、どういう事かというと、空間構成(部屋の大きさや並べ方など)が抑制的(はちゃめちゃで自由奔放ではなく、少ない手数で洗練されている)で、そこに周辺環境や建築史を引用、参照した仕上げが慎重に選ばれているデザインに、まるで短歌のような印象を受けたのだ。短歌に置き換えるなら、空間構成は5・7・5・7・7のリズム、仕上げは枕詞や先人の短歌をなぞった言葉選びになる。リノベーションは差し詰め連歌といったところか。 よく練られた言葉(文章)は建築によく似ていると最近よく思う。美術館のように経路を辿って空間や景色が移り変わる様に感動する建築は長編小説のようだし、多様な子どもたちがそれぞれに心地よい時間をそれぞれの場所で過ごす放課後の学校のような場所はまるで詩集のようだ。 よし、図書館に行こう。 写真:髙橋菜生
散歩中、ベンチに座っているお婆さんを見かけたので、奥さんに「最近ボーっとする時間がないなあ」と言うと、朝5分だけでも頭の中を空っぽにする時間を取るといいよと教わる。 小さな水筒にコーヒーを入れてボーっスポットを探しながら通勤。緑道のベンチは石製でお尻が凍えてしまったので、事務所近くのおにクルに寄り道することにした。4階まで上がり窓際の椅子に腰を掛けてボーっ。グラウンドゴルフに興じる先輩方を見下ろしてボーっ。北摂の山並みを眺めてボーっ。目を瞑ってボーっ。5分過ぎたがボーっ。今日は10時にTOTOの営業さんが来るんだった、と思い出しそろそろボーっタイムは切り上げなければと思いつつボーっ。 しかし、おにクルはいい建築だ。確か一般投票で選ばれる「みんなの建築大賞」にも選ばれたとか。公共建築不毛の茨木市に突如現れた単なる施設以上の価値を持つ建築は市民の生活を豊かにし、建築の力ってすごいのだなと肌で感じさせる存在だ。建築関係者のS N Sでおにクルを紹介する際には特徴的な吹抜けや頂部のトップライトの写真を使っていることが多いが、自宅からも事務所からも徒歩圏内でヘビーユーザーの私に言わせれば、おにクルの良さはそこではないのだ。フラットな床をシンプルに積層させたその構成にこそ意味がある。壁ではなく床が主役となり、訪れる誰にでもいても良いと思わせるのは、壁が空間の脇役に下がり床がテラスまで含めて伸びやかに存在していることにあるのではないだろうか。4階ホールの間仕切りをカーテンにしているのもそういった意識が反映されているように思う。また、北側に望む山並みは、実は茨木市民もほとんどの人が知らなかった美しい稜線で、その存在に気づかせてくれたのもおにクルなのだ。もちろん複合したプログラムの組み合わせの妙も(建築家を相当悩ませたようだが)誰もが立ち寄りやすいものにしていて、発注した茨木市グッジョブ!である、などと考えながらボーっ。 では、そろそろTOTOさんが来る時間なので事務所に向かいます。
こんにちは! 昨年から建築家仲間と共にスタートした「architecture lecture series」の第5回目を開催することとなりました。この回で今年度の最終回となります。ゲストはムトカ建築事務所で設計活動をしつつ、奈良女子大学でも教鞭をとる加藤亜矢子さん。加藤さんとは池田が2019年に代表幹事を務めた建築家の国際展覧会「YOUNG ARCHITECTS CONFERENCE 2019」のバンコク展にてタイの建築家に向けたレクチャーでご一緒させていただきました。あれから6年が経ち、加藤さんの建築やその思考がどのように歩みを進めたのか、とても楽しみです! イベントの概要は以下の通りです。会場の都合上、先着30名様までの申込み制となっておりますので、ご興味のある方は下記リンクからお早めにお申し込みください。 申込:http://forms.gle//1ucX2jeXAzr44otZ8 architecture lecture series /5 日時:2025.2.22 sat 講演会14:00-15:30 懇親会15:30-16:30会場:POND(奈良県奈良市あやめ池南六丁目1-7)交通:近鉄菖蒲駅 南出口徒歩2分定員:30名(申込制)参加費:一般1000円 学生500円講師:加藤亜矢子申込:http://forms.gle//1ucX2jeXAzr44otZ8主催:日本建築学会近畿支部 建築設計教育研究部会 (竹山広志、小松一平、池田久司、中土居宏紀)ポスターデザイン:松本友理子お問合せ:architecture.lecture.series@gmail.com
あけましておめでとうございます。 本日、1月6日から本格的に仕事始めとなりました。年末年始は家族との時間を大切にゆっくり、と言いますが、ひたすら5歳児の相手をする日々でありました。思えば昨年は住宅と工場が竣工し、建築家仲間と共にarchitecture lecture seriesという建築イベントを立ち上げつつ、非常勤講師を3大学で受け持ち、、と様々なご縁に恵まれまして充実した1年でした。今年は、嘉兵衛荘プロジェクトの工事と新たな設計業務への挑戦が始まります。忙しくなるとどうしても目の前のことしか見えなくなる性分ですが、数年後、十数年後を見越した目標を立てようと思うようになりました。最近は戸建て住宅よりも大きな規模の仕事が多いのですが、住宅プロジェクトも大歓迎ですのでどうぞお気軽にご相談ください! 本年もどうぞよろしくお願い致します! (塚口のS邸|撮影:髙橋菜生)
こんにちは。来月はもう師走だなんて、、時の流れの速さに驚かされます。 さて、今日はそんな師走に参加するイベントのご案内です。立て続けに2件のイベントに出展・登壇しますが、どちらも家づくり、ではなく、オフィスや宿泊施設などのビジネス向けのイベントです。テナントが空室で困っているオーナーさんや新たに店舗や貸別荘などをオープンしたいと考えておられる方、などなど、お気軽にお越しください。 もちろん、家づくりやその他諸々の施設の新築・リノベーションについて、事務所に直接ご連絡いただいてお話を伺うこともできますので、コンタクトページからお問い合わせくださいね。 空間プロデュース展2024 winter 日 時:2024年12月6日(金)10:30〜16:30会 場:大阪産業創造館3F・4F ※受付は4F出展企業:41社(10/9現在)料 金:無料申 込:事前申込制(大阪産業創造館ウェブサイトから申込)主 催:大阪産業創造館 / クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック (公益財団法人 大阪産業局)協 力:大阪デザイン振興プラザ(ODP) [大阪市・ATC] 一般社団法人日本空間デザイン協会(DSA)関西支部 一般社団法人日本商環境デザイン協会(JCD)関西支部 “かかりつけ”クリエイターを見つけよう!! Vol.31 —空間プロデュース編— 日 時:2024年12月11日(水)14:30〜17:00 開場・受付開始 14:15会 場:メビック(大阪産業創造館17F)定 員:40名対 象:クリエイティブ活用に関心のある企業等料 金:無料申 込:事前申込制(メビックウェブサイトから申込)主 催:クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック
建築レクチャーイベントのご案内です。 竹山広志さん、小松一平さん、中土居宏紀さんとこの春に立ち上げました「architecture lecture series」の第4回を来週末(11/2 sat.)に開催します。ゲスト講師に川井操さん(滋賀県立大学 准教授)をお迎えし、「建築を作ること・学ぶこと・教えること」をテーマにレクチャーをしていただきます。川井さんの研究テーマである、地域における建築のあり方、循環や連関からみた建築など、現場での実践を通したお話を伺えるのではないかと今からワクワクしております。 会場は小松さんが奈良・あやめ池で長屋を購入・DIYしたシェアスペースPONDです。図らずも川井さんの活動と重なるような会場となりました。 申込制となっていますので、参加される場合は下記リンクからお申込みください◎ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCMqd03tMCoVQ6mJl7GfWDdEqHUY8zbldYAcT1-iacTBHOSg/viewform 年内ラストの開催です。お時間・ご興味のありましたら、お気軽にお越しください! 〈以下、イベント概要〉日時:2024.11.2 sat 講演会15:00-16:30 懇親会16:30-17:30会場:POND(奈良県奈良市あやめ池南六丁目1-7)交通:近鉄菖蒲駅 南出口徒歩2分定員:30名(申込制)参加費:一般1000円 学生500円講師:川井操(滋賀県立大学 准教授)申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCMqd03tMCoVQ6mJl7GfWDdEqHUY8zbldYAcT1-iacTBHOSg/viewform主催:日本建築学会近畿支部 建築設計教育研究部会お問合せ:architecture.lecture.series@gmail.com
先日、クライアントと一緒にショールームを巡りました。バスタブ→照明器具→キッチン+洗面を見て・聞いて・触って確かめる1日掛かりのツアーです。 まずはバスタブを見にJAXONさんへ。生まれ変わる嘉兵衛荘では、人生の余白を愉しむような空間を提供するためお風呂にこだわっています。光の角度や水質によって水の色が変わって見えたり、心身共にリラックスできるバスタブのデザインなど実物でなければ確認できないことが多く、大きな収穫がありました。 次は照明器具のYAMAGIWAさんに移動しました。最近の照明器具は特殊な形状のものが多く、LED一体型が主流のようです。LEDが切れれば照明器具ごと交換になるとのこと。一方で古くから愛されているルイスポールセンなどの名作照明は電球式なので一生モノですね。写真の照明は建築家の永山祐子さんのデザインによるもの。いつかこういったデザインも手掛けたいものです。 最後はmiratapさんでキッチンと洗面器をチェック。スッキリしたデザインがラインナップされていて、価格もお手頃なものが多いですね。建築家のオープンハウスで見たことのある商品が並んでいました。シンプルなデザインはどのような空間でも調和しやすく使いやすいというのが人気の秘密でしょうか。 ツアー終盤、私もクライアントもフラフラになってしまいました。最後はグラングリーンの芝生に腰をかけてコーヒーブレイク。模型やCGでイメージを膨らませてきましたが、実物の設備を見るといよいよ実現が近づいてきたなとワクワクします。嘉兵衛荘プロジェクトは設計の佳境を迎えております。続報をお楽しみに!
建築のトークイベントを開催します◎ 第3回目のゲストは川上聡さん!そして会場は引き続き、小松さんが長屋をDIYしたシェアスペースPONDです。 お気軽にお越しください! – – -以下、イベント概要です- – – 建築設計教育についての経験・実践・展望を深掘りする全6回の企画です。第3回目は、ゲスト講師に川上聡さん(川上聡建築設計事務所 / 京都精華大学 専任講師)を迎え、レクチャーをしていただきます。講演会の後には、コロナ禍で途絶えた建築家・学生・市民との交流の機会として懇親会も計画しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。 日時:2024.9.21 sat 講演会15:00-16:30 懇親会16:30-17:30会場:POND(奈良県奈良市あやめ池南六丁目1-7)交通:近鉄菖蒲駅 南出口徒歩2分定員:30名参加費:一般1000円 学生500円講師:川上聡/京都精華大学 専任講師申込:不要(直接会場までお越しください)主催:日本建築学会近畿支部 建築設計教育研究部会 (竹山広志、小松一平、池田久司、中土居宏紀)お問合せ:architecture.lecture.series@gmail.com