2024 7月
大阪府茨木市を拠点に関西全域および全国各地で活動する一級建築士事務所です。
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武庫川女子大学|講評会

先日のこと、武庫川女子大学の2回生設計課題の講評会にお邪魔しました。 設計を始めたばかりとは思えない、しっかりした図面と模型ばかりで驚きました。学生たちの頑張りと吉本先生、バンバ先生のご指導の賜物ですね。私が2回生の頃はまだ建築の面白さに気がついておらず、毎回の課題に大変苦しめられていました。そんな中、キャンパス内に校舎を設計する課題で転機が訪れました。ふと先生方の研究室をこちらに、講義室をあちらに配置し、その中間に製図室をおけば自然と先生と学生が交わることになるのでは、と気がつき、配置計画によって人と人を近づけたり、離したりできるという当たり前のことに気がつきました。そこから徐々に建築を読み解くコツのようなものを掴めるようになり、建築沼にハマっていった次第です。今はまだ建築を楽しむことができないでいる学生さんもいるでしょう。そんな子たちに少しでも気づきのヒントをプレゼントできていれば良いなあと思う次第です。 写真は助手の鴻田さんからいただきました。お仕事をしているように見えますね。ありがとうございます◎

模型で確認|嘉兵衛荘

基本設計の確認のため模型をこしらえました。途中、別件も挟みつつの作業となり、随分時間が掛かってしまいましたが、クライアントに喜んでいただくことができひと安心。さあ、図面をどんどん描かねば! 洋小屋の架構を露わにしつつ床の半分は土間、残りはフローリングと畳にしています。昔の住宅では客間は洋室、寝起きは和室ですが、ここでは現代の暮らしに合わせて反転。寝室を洋室とし、日中は畳の上や縁側でごろ寝したり、土間のダイニングで食事をしたりできるようにしました。寝室や書斎は洋小屋の迫力が似合いませんので、低めの天井を設けてスケールを落としています。また、海側にあるピロティ(屋根のある半屋外空間)を反復するように土間の空間を設け、そこを囲うように縁側的な廊下を配しました。似たような雰囲気の空間を内と外で反復することによって内外の関係性を生み出せればとの狙いです。