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大阪府茨木市を拠点に関西全域および全国各地で活動する一級建築士事務所です。
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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。 本日、1月6日から本格的に仕事始めとなりました。年末年始は家族との時間を大切にゆっくり、と言いますが、ひたすら5歳児の相手をする日々でありました。思えば昨年は住宅と工場が竣工し、建築家仲間と共にarchitecture lecture seriesという建築イベントを立ち上げつつ、非常勤講師を3大学で受け持ち、、と様々なご縁に恵まれまして充実した1年でした。今年は、嘉兵衛荘プロジェクトの工事と新たな設計業務への挑戦が始まります。忙しくなるとどうしても目の前のことしか見えなくなる性分ですが、数年後、十数年後を見越した目標を立てようと思うようになりました。最近は戸建て住宅よりも大きな規模の仕事が多いのですが、住宅プロジェクトも大歓迎ですのでどうぞお気軽にご相談ください! 本年もどうぞよろしくお願い致します! (塚口のS邸|撮影:髙橋菜生)

イベント出展・登壇のお知らせ

こんにちは。来月はもう師走だなんて、、時の流れの速さに驚かされます。 さて、今日はそんな師走に参加するイベントのご案内です。立て続けに2件のイベントに出展・登壇しますが、どちらも家づくり、ではなく、オフィスや宿泊施設などのビジネス向けのイベントです。テナントが空室で困っているオーナーさんや新たに店舗や貸別荘などをオープンしたいと考えておられる方、などなど、お気軽にお越しください。 もちろん、家づくりやその他諸々の施設の新築・リノベーションについて、事務所に直接ご連絡いただいてお話を伺うこともできますので、コンタクトページからお問い合わせくださいね。 空間プロデュース展2024 winter 日  時:2024年12月6日(金)10:30〜16:30会  場:大阪産業創造館3F・4F ※受付は4F出展企業:41社(10/9現在)料  金:無料申  込:事前申込制(大阪産業創造館ウェブサイトから申込)主  催:大阪産業創造館 / クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック     (公益財団法人 大阪産業局)協  力:大阪デザイン振興プラザ(ODP) [大阪市・ATC]     一般社団法人日本空間デザイン協会(DSA)関西支部     一般社団法人日本商環境デザイン協会(JCD)関西支部 “かかりつけ”クリエイターを見つけよう!! Vol.31 —空間プロデュース編— 日  時:2024年12月11日(水)14:30〜17:00     開場・受付開始 14:15会  場:メビック(大阪産業創造館17F)定  員:40名対  象:クリエイティブ活用に関心のある企業等料  金:無料申  込:事前申込制(メビックウェブサイトから申込)主  催:クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック

ARCHITECTURE LECTURE SERIES /4 開催のご案内

建築レクチャーイベントのご案内です。 竹山広志さん、小松一平さん、中土居宏紀さんとこの春に立ち上げました「architecture lecture series」の第4回を来週末(11/2 sat.)に開催します。ゲスト講師に川井操さん(滋賀県立大学 准教授)をお迎えし、「建築を作ること・学ぶこと・教えること」をテーマにレクチャーをしていただきます。川井さんの研究テーマである、地域における建築のあり方、循環や連関からみた建築など、現場での実践を通したお話を伺えるのではないかと今からワクワクしております。 会場は小松さんが奈良・あやめ池で長屋を購入・DIYしたシェアスペースPONDです。図らずも川井さんの活動と重なるような会場となりました。 申込制となっていますので、参加される場合は下記リンクからお申込みください◎ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCMqd03tMCoVQ6mJl7GfWDdEqHUY8zbldYAcT1-iacTBHOSg/viewform 年内ラストの開催です。お時間・ご興味のありましたら、お気軽にお越しください! 〈以下、イベント概要〉日時:2024.11.2 sat   講演会15:00-16:30  懇親会16:30-17:30会場:POND(奈良県奈良市あやめ池南六丁目1-7)交通:近鉄菖蒲駅 南出口徒歩2分定員:30名(申込制)参加費:一般1000円 学生500円講師:川井操(滋賀県立大学 准教授)申込:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCMqd03tMCoVQ6mJl7GfWDdEqHUY8zbldYAcT1-iacTBHOSg/viewform主催:日本建築学会近畿支部 建築設計教育研究部会お問合せ:architecture.lecture.series@gmail.com

ショールーム ツアー|嘉兵衛荘

先日、クライアントと一緒にショールームを巡りました。バスタブ→照明器具→キッチン+洗面を見て・聞いて・触って確かめる1日掛かりのツアーです。 まずはバスタブを見にJAXONさんへ。生まれ変わる嘉兵衛荘では、人生の余白を愉しむような空間を提供するためお風呂にこだわっています。光の角度や水質によって水の色が変わって見えたり、心身共にリラックスできるバスタブのデザインなど実物でなければ確認できないことが多く、大きな収穫がありました。 次は照明器具のYAMAGIWAさんに移動しました。最近の照明器具は特殊な形状のものが多く、LED一体型が主流のようです。LEDが切れれば照明器具ごと交換になるとのこと。一方で古くから愛されているルイスポールセンなどの名作照明は電球式なので一生モノですね。写真の照明は建築家の永山祐子さんのデザインによるもの。いつかこういったデザインも手掛けたいものです。 最後はmiratapさんでキッチンと洗面器をチェック。スッキリしたデザインがラインナップされていて、価格もお手頃なものが多いですね。建築家のオープンハウスで見たことのある商品が並んでいました。シンプルなデザインはどのような空間でも調和しやすく使いやすいというのが人気の秘密でしょうか。 ツアー終盤、私もクライアントもフラフラになってしまいました。最後はグラングリーンの芝生に腰をかけてコーヒーブレイク。模型やCGでイメージを膨らませてきましたが、実物の設備を見るといよいよ実現が近づいてきたなとワクワクします。嘉兵衛荘プロジェクトは設計の佳境を迎えております。続報をお楽しみに!

architecture lecture series /3 開催のご案内

建築のトークイベントを開催します◎ 第3回目のゲストは川上聡さん!そして会場は引き続き、小松さんが長屋をDIYしたシェアスペースPONDです。 お気軽にお越しください! – – -以下、イベント概要です- – – 建築設計教育についての経験・実践・展望を深掘りする全6回の企画です。第3回目は、ゲスト講師に川上聡さん(川上聡建築設計事務所 / 京都精華大学 専任講師)を迎え、レクチャーをしていただきます。講演会の後には、コロナ禍で途絶えた建築家・学生・市民との交流の機会として懇親会も計画しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。 日時:2024.9.21 sat   講演会15:00-16:30 懇親会16:30-17:30会場:POND(奈良県奈良市あやめ池南六丁目1-7)交通:近鉄菖蒲駅 南出口徒歩2分定員:30名参加費:一般1000円 学生500円講師:川上聡/京都精華大学 専任講師申込:不要(直接会場までお越しください)主催:日本建築学会近畿支部 建築設計教育研究部会   (竹山広志、小松一平、池田久司、中土居宏紀)お問合せ:architecture.lecture.series@gmail.com

武庫川女子大学|講評会

先日のこと、武庫川女子大学の2回生設計課題の講評会にお邪魔しました。 設計を始めたばかりとは思えない、しっかりした図面と模型ばかりで驚きました。学生たちの頑張りと吉本先生、バンバ先生のご指導の賜物ですね。私が2回生の頃はまだ建築の面白さに気がついておらず、毎回の課題に大変苦しめられていました。そんな中、キャンパス内に校舎を設計する課題で転機が訪れました。ふと先生方の研究室をこちらに、講義室をあちらに配置し、その中間に製図室をおけば自然と先生と学生が交わることになるのでは、と気がつき、配置計画によって人と人を近づけたり、離したりできるという当たり前のことに気がつきました。そこから徐々に建築を読み解くコツのようなものを掴めるようになり、建築沼にハマっていった次第です。今はまだ建築を楽しむことができないでいる学生さんもいるでしょう。そんな子たちに少しでも気づきのヒントをプレゼントできていれば良いなあと思う次第です。 写真は助手の鴻田さんからいただきました。お仕事をしているように見えますね。ありがとうございます◎

模型で確認|嘉兵衛荘

基本設計の確認のため模型をこしらえました。途中、別件も挟みつつの作業となり、随分時間が掛かってしまいましたが、クライアントに喜んでいただくことができひと安心。さあ、図面をどんどん描かねば! 洋小屋の架構を露わにしつつ床の半分は土間、残りはフローリングと畳にしています。昔の住宅では客間は洋室、寝起きは和室ですが、ここでは現代の暮らしに合わせて反転。寝室を洋室とし、日中は畳の上や縁側でごろ寝したり、土間のダイニングで食事をしたりできるようにしました。寝室や書斎は洋小屋の迫力が似合いませんので、低めの天井を設けてスケールを落としています。また、海側にあるピロティ(屋根のある半屋外空間)を反復するように土間の空間を設け、そこを囲うように縁側的な廊下を配しました。似たような雰囲気の空間を内と外で反復することによって内外の関係性を生み出せればとの狙いです。

architecture lecture series /2 のご案内

建築のトークイベントを開催します◎ 第2回目のゲストは小見山陽介さん!そして会場は小松さんが長屋をDIYしたシェアスペースPONDです。 池田は残念ながら大学でのお仕事があり参加できません(泣)が、お気軽にお越しください! – – -以下、イベント概要です- – – 建築設計教育についての経験・実践・展望を深掘りする全6回の企画です。第2回目は、ゲスト講師に小見山陽介さん(京都大学大学院 講師)を迎え、レクチャーをしていただきます。講演会の後には、コロナ禍で途絶えた建築家・学生・市民との交流の機会として懇親会も計画しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。 日時:2024.6.29 sat   講演会15:00-16:30 懇親会16:30-17:30会場:POND(奈良県奈良市あやめ池南六丁目1-7)交通:近鉄菖蒲駅 南出口徒歩2分定員:30名参加費:一般1000円 学生500円(ワンドリンク付)講師:小見山陽介/京都大学大学院 講師申込:不要(直接会場までお越しください)主催:日本建築学会近畿支部 建築設計教育研究部会   (竹山広志、小松一平、池田久司、中土居宏紀)お問合せ:architecture.lecture.series@gmail.com

断面を考える、考える

嘉兵衛荘プロジェクトは木造部分の間取りも大方決まり、断面の検討に進んでいます。とは言っても、間取りと断面形状はほぼ同時に行ったり来たりで考えるもの。当初はシンプルに大屋根のトラス架構を見せるつもりで設計を進めていました。が、果たして本当にそれで良いのだろうか、と考え直し、図面に天井の形を何パターンもスケッチしています。ペンを握っている時以外も、なんとはなしに頭の中のBGMのようにずーっと考えている気がします。それらを一旦アウトプットしてずらっと並べてみたのが写真です。 寝室にあたる小上がりに天井をかけるか否か、かけるとしたらどんな形にするか、縁側は高さを変えるか同じにするか、間仕切りと天井を対応させるのか、無視するのか、、など考えればキリがありません。空間は断面に現れますので、頭の中でイメージしながらスケッチを繰り返します。鉄は熱いうちに打て と言いますが、アイデアは一旦冷ましてからもう一度眺めるとブラシアップが捗ります。鉄よりもカレーに近いのかも知れません。一晩寝かせてまた考えることにします。